らぽっぽなめがたファーマーズビレッジとは
全国でおいしいスイートポテトを販売する、らぽっぽを運営している白ハト食品工業株式会社さんの運営する、体験型農業パーク”らぽっぽ なめがたファーマーズヴィレッジ”は茨城県の行方市にあります。
周辺は水郷として有名な潮来や鹿島神社があり、寄り道スポットもたくさんある場所に位置しています。
都内から車で1時間半ほどとアクセスも◎
らぽっぽなめがたファーマーズビレッジは、おイモの生産地である茨城にあるおイモの加工工場見学で、おイモ製品のほかにも、施設や地域で採れたフレッシュな野菜をさまざまな形で提供する地域を巻き込んだ行方市の一大施設といった感じでしょうか。
そんな、自然豊かな環境でファームグランピングができるとのことで、行ってまいりました。スイーツやさん運営の2食付きのグランピングということで、食事にとっても期待が高まります!!
ファームグランピングのテントサイトにチェックイン!
15時を過ぎたので、さっそくクラブハウスにチェックインに向かいました。
思わず座りたくなるミノムシのようなハンギングチェアーがとってもかわいい!
中に入ると、そこにはずらっとならぶおしゃれなアウトドア用具たちがお出迎え
ゆったりしたソファーエリア。ドライフラワーがとてもかわいい!
チェックインとお支払いをここで済ませて、いざ客室へ
珍しいサファリスタイルのテントへ!
アメリカやオーストラリアではよく見かけますが、日本ではまだまだ少ないサファリスタイルの白くてかわいいテントが今日の宿泊場所です。
外に並ぶ椅子や机もアウトドアだけどスタイリッシュなデザインのものが置かれていて高まります!
靴を脱いで早速テントの中へ
そしてまだまだ肌寒い季節だからか、こたつも設置されていました。早速オン!
こたつの上の麻袋は、このあとの収穫体験で野菜を入れるための袋とのこと!細部までかわいいです
3人以上で宿泊用?のキャンプ用マットレスが設置されていました。ここに寝ればさらにキャンプ感のあるグランピングができますね!(笑)
”畑まるごとビュッフェ”な収穫体験
収穫体験は16時からとのことで、汚れても良い靴を履いて、持ってきた軍手とお部屋に置いてあった麻袋を持ってクラブハウスへ向かいます。
予約した時から気になっていた”畑まるごとビュッフェ”の謎がこれから解明されていきます・・・
農園に向かっているとスタッフさんより「宿泊している皆さんは24時間お好きな時間に個々の農園から野菜を収穫できます!」との発言が。
・・・!?
「お持ち帰りいただくのは麻袋1袋分が目安です!また、今夜はサラダは出ないので、収穫したものをサラダにして新鮮なまま召し上がってください!」
なるほど、畑まるごとビュッフェの意味を理解しました。とっても贅沢!
概要説明のあと、現在収穫できる作物を1つ1つまわって説明。
無農薬で栽培しているので、葉物などは洗わずに口に入れても問題ないとのことでした。
作物の食べれない部分などを用いて腐葉土をつくり、肥料にしているとのこと。
珍しい野菜もあったので、どのように食べればよいのか?どのように収穫したらよいのか?わからないことはその場で質問して収穫後の楽しみ方を考えながら回っていました。
ひととおり説明を終えると、それぞれ思いのままに収穫を開始します。
思う存分収穫タイム!
まずは近くにあった、水菜を収穫!持って帰る用と今夜のサラダ用に。
大根。葉っぱが力強い・・・
白菜。大きすぎて麻袋に入らないので、例外としてビニール袋にいれて持って帰って良いとのこと。(お得すぎる・・・!)
ルッコラの花やローズマリーの花など普段見たことないものもたくさん・・・・!
最近はやりのエディブルフラワーも取り放題!
小ぶりでカラフルなニンジンたちもたくさん収穫!
巨大なほうれんそうも収穫!
取り放題とはいえ、これから来る人達のぶんは大丈夫なのだろうか、と心配になりつつも規格外に育った大きな野菜たちを目の前に、こんなに収穫してしまいました。
特に根菜を抜くことが楽しく、翌日が雨予報だったこともあり今日中に収穫してしまおうと夢中に。
気づけば収穫開始してから1時間以上経過していました。
ディナー用のお野菜は洗ってボウルにいれてお部屋に持って帰ります。
テントに戻るころには日が暮れてきて、ライトと白いテントがさらにいい感じになっていました◎
期待高まる、BBQタイム!
夕食の開始時間30分前から火をつけてコンロをあたためてお待ちくださいと言われていたにもかかわらず、収穫に夢中になりすぎて時間が過ぎてしまったのでテントに戻るなりすぐに着火。
ガスバーナーで一瞬にして着火剤に着火完了!
本格的な炭によるBBQだったため、このあと火力の調節に苦戦しましたが、スタッフさんがワイルドに杉の枝をくべてベストな火加減に調整してくれました。スタッフさんがとても尊い・・・!
運ばれてきた食材を机に並べて食材と調理について説明を受けます。わくわく
私は久しぶりの飯盒、そして中身はパエリアというおしゃれさにテンションが高まる!
そして、こんもり盛られた鶏肉は、タンドリーチキンのスパイスが絡められていて、食べながら10年ほど前に日本に住んでいるスリランカ人のファミリーたちとBBQをした記憶がよみがえりました(笑)
また、このウインナーはお芋を食べて育った豚さんのお肉から作られたようで、ほのかにお芋が香るウインナーでした。深い味わいが意外にもおいしかったです。
(帰る前に直売店で購入しました!)
ピーマンも丸ごと来たので丸ごと焼いてみたところとてもジューシーな仕上がりになり感動・・・
そして、20分ほど火にかけた飯盒を机に運び5分ほど蒸らして開けてみると、パエリアが出来上がっていました・・・!
こんなに簡単にできるなんて知らなかったのでびっくり!
大きなエビとレモンの輪切りでBBQとは思えないおしゃれ感が実現。まさにグランピング!
夕方に採ってきたばかりのフレッシュな野菜たちは、オリーブオイルと塩コショウのみで味付けていただきました。贅沢な瞬間・・・!
お肉、欲張りすぎたフレッシュな野菜、パエリアでお腹がいっぱいになったところで第一次デザートタイム。
栃木県でしか採れないというねっとりとほくほくを兼ね備えた種類という焼き芋を炙りなおしていただきます。おいしい!
グランピングの定番スモアもBBQグリルの残り火で。
おいしいご飯にお腹いっぱいになった私たちですが、実はこのあと冬ならではの第二次デザートタイムが待ち受けていました・・・
冬ならではのキラキラであまーい夜のアクティビティ
期待通りのおいしいBBQで満たされていたところでしたが、
事前に冬ならではのいちご狩り&パフェづくりの有料アクティビティ”Strawberry Night Glamping“を予約してしまったので、お腹の容量についての不安を抱きながらクラブハウスに向かいます。
いちご狩りの前に、まずは夜のパフェ用食材を収穫しにいきます。
まず、クラブハウス下の崖にライトを向けるスタッフさん。
なんとミントが自生しているとのことで、採取。まだ葉っぱは小さいけれど、香りはしっかりありました!
次は写真映えを目指し、エディブルフラワーとローズマリーの花の収穫に行きます。
ランタンの明かりを頼りに真っ暗の農園を歩くのは、なんだかイケないことをしているような背徳感があり・・・さらにワクワクを加速させてきます
最後はライトアップいちご狩り!!!!なんだかバブリーなことになっていました
そんなライトに照らされる真っ赤なイチゴたち。品種は、おとなりの栃木の”とちおとめ”
お腹に余裕がないのでおいしそうないちごをじっくり選定します。
食べるとジャムのように甘くて驚きました。お店で買ういちごとの違いに驚くばかり・・・
選抜されたイチゴたちとともにクラブハウスに戻り、早速パフェづくり!
昼間は焚かれていなかった薪ストーブが焚かれていてクラブハウスはさらにほっこりまったりするスペースになっていました。
デコレーション具材には安定のおイモ!あとはコーンフレークと生クリーム、チョコレートソース。
カップを最大限に活かしつつ、せっかくなのでおイモダイスをふんだんに使用しつつ、黒い板をキャンバスに見立てて組み立てていきます。
公開を考えて無難にまとめました!(笑)
いちごが甘すぎてどんな具材と合わさってもとてもおいしい!
おイモといちご?と思っていたのですが素朴な甘みといちごの酸味と甘みが良い感じでした。
また、パフェのお供に自家製レモングラスティーをいただきました。味がレモングラスが濃く、とてもさっぱりした味わいでした。
ライトアップのいちご狩りナイトはちょくちょく見かけるようになってきましたが、素敵な空間でのパフェづくりタイムまで提供できる施設は数少ないと思うので、とても大満足です◎
*webサイト上だと2020年4月26日までの開催との記載になっています。気になる方はお早めに!
星がいっぱいのグランピングの夜
グランピングといえば、勝手に夜は焚火!と思っていたのですが、パフェでおなかいっぱいになり、こたつでぬくぬくして、ハンモックでゆらゆらしていると時間がすぐにたってしまいました。
(こちらでは、焚火台を有料で借りて焚火をすることができます!)
お昼は晴れてはいたものの、曇りがちだったためあまり星空に期待をしていませんでしたが、結構星が見えてびっくりしました。
雲一つない快晴の日であればもっとたくさん見れただろうなー!
あまり綺麗に映っていませんが・・・
ハンモックにゆられながら星を眺めました。
また、このファームグランピングのコンテナスタイルに宿泊すると、近隣の宿泊施設の温泉無料チケットがついてくるそうです。
私たちのテントスタイルでも現地でお支払いの上入浴可能とのことだったのですが、コロナウイルスの影響で近隣の施設がクローズで少し遠いところを案内頂いたので、シャワーで済ますことに。
シャワースペース・トイレ、洗面スペースは24時間使用でき、カードキーを使用してセキュアな環境が保たれていてとても安心です◎
スペースがゆったりしていて、きれいでとても快適でした!
夜になると風が強くなり、テント裏の森の木々がわさわさし、テントに風が打ち付けてきました。
これもまたテント泊感があってよいのですが、それにしてもすごい迫力でした!!(笑)
おイモづくしの朝ごはん
テント泊の良いところは外の太陽と一緒に目が覚めること。風がすごくてすぐに寝付けなかったものの朝の目覚めは問題ないのがグランピング!
支度を済ませて、クラブハウスへ向かいます。
ここから想像以上におイモたくさんの朝ごはんが始まります。
ハワイの農園でとれたおイモを使ったコブサラダ
おイモのポタージュ
おイモの粉をつかったパンと、フレンチトースト
目玉焼きと昨晩も食べた私のお気に入りのおイモをつかったソーセージ
自家製ブルーベリーコンポートののったヨーグルト
どれもおいしくって朝から満足!
お腹いっぱいになりすぎてしまったのとチェックアウトまで時間があるため近所の水辺まで散歩して過ごしました。
おイモを学ぶ、やきいもファクトリーミュージアム
チェックアウト後は、無料チケットをいただいて”やきいもファクトリーミュージアム”へ。
廃校になった小学校がそのまま活かされた施設になっていてところどころ懐かしい要素が残っています!
まず2階のミュージアムへ
おイモランプ・・・・本当におイモづくし。
大人も楽しい、やきいもファクトリーミュージアム
冊子の中の”おいもんだい”に答えると最後に試食がもらえるとのことで気合が入ります。
まずはシアタールームに通されました。入口のおイモ窓がかわいい・・・!
何が始まるのかと思いきや、まずはさつまいもの歴史をイモ右衛門が説明してくれます。
おイモはほかの作物が育ちにくいところでもすくすく育つよ!
戦争や災害でつらかった時代も、甘くておいしいさつまいもが日本人のお腹を満たし笑顔にしてきたんだよ!といった内容でした。
おイモ、深いです。
そのあと、ユーモアいっぱいの展示が続きます。
おなら演奏コーナーなど。
さつまいもの栄養や、種類、出荷されるまでの工程、そしてらぽっぽ製品の製造現場を覗くことができます。
製造エリアに入る前に、手洗いをしっかりし、エアシャワーをくぐります。工場見学感が大人でも楽しい!
私がなるほど!と思ったポイントは、おイモが年中楽しめる理由についてでした。
一旦寝かして熟成されてから出荷されており、種類によって熟成期間が異なるため私たちは年中おイモやおイモスイーツを年中楽しめるそうです。
とても勉強になりました・・・
感心しつつも、”おいもんだい”に答えるために、キーワードを拾いながら埋めていきます。これまた大人も知らないようなことばかり・・・(笑)
最後に答え合わせをしてもらい、全問正解だったので、フレッシュな”焼き芋””大学芋””おイモフィナンシェ”がもらえました!!!
まだお腹がいっぱいなので焼き芋だけその場でいただき、その他は持ち帰りました。とてもおいしかったです!!
直売所でお買い物タイム!
終了後1階に降りて、お買い物タイム。
工場直販所ならではのおとくなこわれスイートポテトや、休止中でしたが大学芋詰め放題、売店だけではななく、おイモの粉を使ったパン屋さん、スイーツ屋さん、カフェ、干しイモが楽しめるバーなど、お腹がすいていたら楽しめそうなコーナーが繰り広げられていました。
ハイエンドな空間にたくさんのおイモがつるされていて気になる・・・・!!
干し芋バーとのことで、お腹に余裕がなかったので、また来ることを誓いました。
まとめ🍠
なめがたファーマーズビレッジのファームグランピングは何時もおいしい食べ物にお腹が満たされて幸せな時間が過ごせました。
野菜を採ってすぐ食べる経験もあまりできることではないですし、自然に囲まれて過ごす非日常と相まってリフレッシュできること間違いなしのグランピングでとってもおすすめできます!
他にも、トレーラーで園内を巡るツアーがあったり、
水陸両用バスも発見しました・・・(夏に稼働するのでしょうか!?)
他にもザリガニ釣り掘り、和栗の森、などが敷地内に設けられていて、四季を通じてさまざまな自然コンテンツが提供されるようでした。
違う時期にもぜひ行ってみたい!
グランピングについては、テントの棟数もあまり多くなく、こじんまりとしていてスタッフさんとの距離も近く、アットホームに過ごせるのも素敵なポイントかと思います。
ぜひ行ってみてください!!!
施設情報
Farm Glamping | ファームグランピング
茨城県行方市宇崎1561
施設紹介ページはこちら